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USB充電とは?ケーブルや充電器の仕様も含めて解説

スマートフォンやタブレットを充電する際に使うUSB充電。今や身近な技術ではありますが、規格などが細かく分かれており、追加で充電器やケーブルを購入する際に迷ってしまう方も多いのでは? また、USBをつないでいるのに充電されるスピードが遅いと悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。そこでこちらでは、USB充電の基礎知識や規格ごとの特徴、充電機器を選ぶ際のポイントなどについて解説します。

USB充電とは

USB充電とは、「USB充電器やモバイルバッテリー、パソコンなど他の機器から、スマホやタブレット等の各種端末へ電気をバッテリーなどにためる」ことを指します。

簡単に基礎用語についても解説します。まずは「USB給電」。これは、USBで接続した機器から、USBケーブルを介して電気を送ってもらうことです。次に「USB充電」ですが、これは給電された電気をバッテリーや乾電池などにためることです。

ただし、通常使用時に給電と充電を意識することはほとんどありません。これは、給電によってスマホやタブレットが稼働できるだけの電力を確保し、余剰分を充電に回すという仕組みだからです。他方、USB給電の能力が低いものだと、稼働分の電力だけしか賄えないことにより、充電が行われない事態も発生します。

USBの給電規格による電流・電圧の違い

USBにはいくつかの規格が存在し、それぞれに扱える電流(アンペア)や電圧(ボルト)が異なります。

従来、普及していたものがUSB1.1とUSB2.0で、後者は現在も多くのデバイスで利用されています。扱える電流は0.5A、電圧は5Vまでです。その後、USB3.0が登場すると給電仕様が拡張され、急速充電が行えるようになりました。現在では、USB-PDといった急速充電に対応する規格も登場し、より電力供給が行えます。

コンセントにUSB充電器を接続した充電

スマホやタブレットを購入した際に付属するUSB充電器や、別途購入したUSB充電器を使った充電方式について解説します。

USB充電器の種類

USB充電器にはいくつかの種類があります。

まずはコンパクトタイプ。持ち運びに便利なサイズ感で作られているのが特徴で、USBポートは1~3口程度が一般的です。なかには急速充電に対応したものもあります。スマホやタブレットに付属していることも多く、もっとも普及しているUSB充電器と言えるでしょう。

また、モバイルバッテリー機能が付いた商品も登場しています。コンセントに接続している場合はUSB充電器として利用可能。未接続の場合は、モバイルバッテリーとして使えるので便利です。

次に据え置きタイプです。ポート数が多かったり、電源タップと一体型になっていたりする製品があります。大型のものは、ACアダプタが付属するケースもあります。持ち運びには不向きですが、複数の端末を一度に充電できるなどのメリットを持ちます。

USB充電器を選ぶ際のポイント

USB充電器を購入する際には、はじめにアンペア(A)数、もしくはワット(W)数を確認しましょう。基本的に、この数値が高いほど給電能力が高いと考えておいて問題ありません。なお、ワット数とは電流であるアンペア(A)と電圧のボルト(V)を掛け合わせた電力のことです。たとえば5V/2.4Aの充電器は、最大12Wの電力供給ができるという計算になります。

次にポート数です。USBの差し込み口が多ければ、それだけ多くの端末を一度に充電できます。なお、ポートごとに最大電力供給量が異なるため、前述のアンペア数やワット数について確認しておきましょう。

ちなみに、急速充電規格に対応したUSB充電器であれば、よりスピーディーな充電が可能になります。USB PDやQuickChargeといった表記があるかを確認してください。

パソコンなどのUSBポートに接続した充電

パソコンのUSBポートからでもスマホやタブレットの充電は可能です。これをUSBバスパワーと呼び、データ転送と充電を同時に行えます。

ケーブルの種類に注意

スマホやタブレットで用いられるUSBケーブルには種類があり、それぞれに適したものを選ばなくてはなりません。

まずはスマホ・タブレット側のコネクタ端子です。iPhoneには主にLightningケーブルが用いられます。一方、Android端末はmicroUSBやUSB Type-Cなどが採用されています。端子が違えば接続自体ができないため、十分に注意してください。また、パソコンなどのUSBポートにもUSB-AやUSB-Cといった種類があるため、合わせて確認しましょう。

次にケーブルの種類です。主な分類としては、「充電専用」「データ転送対応」などがあります。USB充電だけの目的であれば「充電専用」でも問題ありません。一方、パソコンとの間でデータのやり取りを行いたいのであれば、「データ転送対応」がおすすめです。

パソコンの電源がOFFでも充電できる可能性あり

「PowerShare」に対応したUSBポートが搭載されているWindowsパソコンの場合、電源がOFFの状態であってもUSB給電が可能です。つまり、ノートパソコンをモバイルバッテリーのように使えます。目印になるのはUSBポートの近くに印字された「雷(稲妻)マーク」です。

なお、ほとんどのパソコンは工場出荷時に設定がされていますが、給電がされない場合はWindowsの「USBのセレクティブ サスペンド」を無効にしたり、マザーボードの設定を変更したりする必要があります。

スピーディーな充電を可能にする急速充電

USB1.1およびUSB2.0を用いたUSB充電は、最大のアンペア数が0.5Aとなり充電に時間がかかります。より素早く充電を完了したいのであれば、以下の急速充電規格に対応した充電器を用意しましょう。

USB Battery Charging(USB-BC)

USB3.x規格を用いた急速充電規格です。最大の給電能力は0.9Aとなり、USB2.0に比べてスピーディーな充電が可能です。ただし、端末側と充電ポートそれぞれが、同じ仕様となっている必要があります。

USB Type-C Current

給電する側(充電器)と電気を受け取る側(スマホやタブレット)、それぞれがUSB Type-C(もしくはLightning)である場合に利用できる充電規格です。@1.5Aと@3.0Aという種類があり、前者は最大5V/1.5A(=7.5W)、後者は最大5V/3A(=15W)の給電が行えます。

USB Power Delivery(USB-PD)

最大100Wの給電能力を持つUSB-PD。USB Type-Cコネクタ(もしくはLightning)を持つUSB-PD対応機器で利用できます。iPhoneに付属するUSB充電器(5W)に比べると最大出力は20倍。よりスピーディーな充電が行えます。

Quick Charge

米・Qualcom社が開発・提供するQuick Chargeは、UCS Typeだけでなく、microUSBを持つ端末でも利用できる急速充電規格です。充電器と端末それぞれがQuick Chargeに対応していれば、最大18Wの充電が可能となります。主にAndroid端末で採用されているのが特徴です。

USB充電を正しく知って適切な充電を

種類や規格が多く、ややこしい印象もあるUSB充電ですが、ポイントを抑えておけば正しい利用ができるはずです。今後、充電器やケーブルを買い足す際には、今回ご紹介した基礎知識をぜひお役立てください。

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